ビジネス環境が急速に変化するなか、紙やPDFで届く請求書の処理に追われる経理部門の負担は、ますます増加傾向にあります。インボイス制度や電子帳簿保存法への対応も相まって、請求書管理を効率化できる「請求書受領サービス」への注目度が高まっています。
本記事では、経理担当者の方がスムーズにサービスを選択できるよう、主な請求書受領サービスを幅広く取り上げ、その特徴や料金体系、導入メリットなどを比較しました。サービス選定のポイントや具体的な事例も交えつつ、ペーパーレス化と業務効率の両立を目指すうえでのヒントをご紹介しています。
「請求書処理をラクにしたい」「インボイス・電子帳簿保存法に備えたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 請求書受領サービスとは?
- 請求書受領サービス 14選
- TOKIUMインボイス(株式会社TOKIUM)
- マネーフォワード クラウド債務支払(株式会社マネーフォワード)
- Bill One(Sansan株式会社)
- Concur Invoice(株式会社コンカー)
- invox受取請求書(株式会社invox)
- 請求書受取スキャンサービス(キヤノンマーケティングジャパン株式会社)
- ペイトナー請求書(ペイトナー株式会社)
- 楽楽請求(株式会社ラクス)
- バクラク請求書受取(株式会社LayerX)
- freee支出管理 Fullプラン(フリー株式会社)
- 奉行Edge 受領請求書DXクラウド(株式会社オービックビジネスコンサルタント)
- RICOH 受領請求書サービス
- Gi通信(株式会社インボイス)
- OneVoice公共(株式会社インボイス)
- 請求書受領サービス 比較一覧
- 請求書受領サービスの選び方のポイント
- まとめ
請求書受領サービスとは?
請求書受領サービスとは、紙やPDF、Webなど複数の形式で届く請求書をまとめて受け取り、データ化(OCR)、ワークフロー承認、会計ソフト連携、電子保存などを一気通貫で行えるクラウド型システムです。
近年はインボイス制度(適格請求書)と電子帳簿保存法への対応が必須化し、「法対応に追われる経理担当者の業務効率化をサポート」する役割がますます注目されています。
🔹紙の手入力による作業負荷・人為的ミスの削減
🔹テレワークに適したオンライン承認フローの構築
🔹請求書の原本保管や電子保存による省スペース化
🔹ペーパーレス化&コスト削減
🔹インボイス制度や電子帳簿保存法への万全な対応
こうしたメリットから、多くの企業が請求書受領サービスの導入を検討しています。
請求書受領サービス 14選
人気の請求書受領サービス14選をご紹介します。
TOKIUMインボイス(株式会社TOKIUM)
<特徴>
🔹すべての形式の請求書(紙・PDF・FAX・Web)を代行受領し、AI×オペレーターで自動データ化
🔹会計ソフト36種類以上と連携し、仕訳生成から電子保存までクラウドで完結
🔹インボイス・電子帳簿保存法対応を標準装備(JIIMA認証取得)
🔹完全ペーパーレス&社内承認フローもクラウド化できる
<料金>
🔹初期費用あり・月額1万円〜
🔹請求書枚数に応じた従量制
🔹原本保管料込み
<こんな企業におすすめ>
🔹請求書のフォーマットが多種多様で管理に手間取っている
🔹中堅〜大企業で経理DXを推進したい
🔹法改正(インボイス・電帳法)への対応を確実に行いたい
マネーフォワード クラウド債務支払(株式会社マネーフォワード)
<特徴>
🔹事前稟議〜承認〜振込処理まで一連のフローをクラウド化
🔹AI-OCRで紙・PDFなどの請求書を自動データ化し、仕訳も自動生成
🔹振込データ出力(FBデータ)や銀行API連携で支払業務の工数を削減
🔹インボイス・電子帳簿保存法への対応もシステム内で完結
🔹自社処理から受領代行まで運用スタイルが選択可能
<料金例>
🔹50名以下:月額3,980円〜(年額プランなら2,980円〜/月換算)
🔹51名以上:個別見積
<ポイント>
🔹最大10段階の柔軟な承認フローを構築でき、内部統制の強化にも有効
🔹マネーフォワードクラウドシリーズ(会計・経費・請求書管理など)とのシームレスな連携
Bill One(Sansan株式会社)
<特徴>
🔹Sansan社が提供するクラウド型のインボイス管理サービス
🔹紙・PDF・メールなど形式を問わず請求書をオンラインで一元管理
🔹高精度OCR×人力チェックで99.9%の精度でデータ化
🔹インボイス制度・電帳法対応はもちろん、JIIMA認証取得済み
🔹会計ソフト連携やAPI連携も豊富
<料金>
🔹請求書受領枚数をベースに個別見積
🔹保存件数・ユーザー数の制限はなし
<こんな企業におすすめ>
🔹中小〜大企業まで幅広く導入実績あり
🔹請求書受領から仕訳・振込データ化までまとめて効率化したい
Concur Invoice(株式会社コンカー)
<特徴>
🔹SAP Concur社が提供するクラウド請求書管理
🔹紙・PDF・電子取引などに対応し、AI-OCRで自動データ化
🔹スマホ承認機能や複雑なワークフローの設定が可能
🔹購買管理~納品~請求書突合まで一貫管理できる
🔹中堅・中小企業向けスタンダードプランと大手向けの上位プランあり
<料金>
🔹初期費用:無料(プランによる)
🔹月額/年額:請求書の受領件数に応じた従量課金(個別見積)
<メリット>
🔹世界水準のセキュリティ(ISO27001、PCIDSSなど)
🔹経費精算(Concur Expense)と連携し、出張・経費・請求書を一体管理
invox受取請求書(株式会社invox)
<特徴>
🔹AI-OCR+オペレータで99.9%の高精度データ化
🔹月額980円〜の低コストプランから利用可能(1件〜OK)
🔹インボイス・電子帳簿保存法に対応、タイムスタンプ付与も
🔹マネーフォワード・freee・勘定奉行など30種以上の会計ソフト連携
🔹スキャン代行サービスも選択可能
<料金例>
🔹ミニマム:月額1,078円から(データ処理単価55〜110円/枚)
🔹ベーシック:月額10,780円(仕訳データ生成・ワークフロー付き)
🔹プロフェッショナル:月額32,780円(API連携、明細拡張等)
<おすすめポイント>
🔹初期費用0円&短期契約もOKで導入ハードルが低い
🔹中小企業から大手まで幅広い利用実績
請求書受取スキャンサービス(キヤノンマーケティングジャパン株式会社)
<特徴>
🔹BPO(アウトソーシング)タイプのサービス
🔹紙の請求書を専用センターで受領→開封→スキャン→データ化まで一括代行
🔹データは翌営業日までにクラウドへアップ
🔹標準6項目(取引先名・日付・金額など)をExcel/CSVで納品
<料金>
🔹初期費用:50,000円
🔹月額:50,000円〜(100通/月まで)
🔹超過通数・追加項目などは別料金
<メリット>
🔹出社不要&ペーパーレスを低リスクで実現
🔹請求書の受領段階から完全外注できるため、経理工数を大幅削減
ペイトナー請求書(ペイトナー株式会社)
<特徴>
🔹回収~データ化~振込処理までを自動化できる新しいサービス
🔹月額0円で導入可能(振込手数料400円/件)
🔹AI+人力チェックでデータ化精度99.9%を保証
🔹支払日になると口座から自動振込を実行、振込漏れを防止
🔹インボイス制度・電帳法対応(登録番号自動チェック、タイムスタンプ)
<特徴的なポイント>
🔹銀行口座連携(GMOあおぞらネット銀行)でワンクリック振込が可能
🔹初期費用無料キャンペーンあり
<おすすめ企業>
🔹フリーランス・スタートアップ・中小企業で、安価に請求書処理をDX化したい
楽楽請求(株式会社ラクス)
<特徴>
🔹「楽楽精算」で有名なラクス提供の請求書受領特化サービス
🔹AI×OCRで紙・PDFの請求書を自動読取し、支払ワークフローや仕訳まで一括管理
🔹インボイス制度・電子帳簿保存法にもフル対応
🔹FBデータで振込作業の自動化が可能
<料金>
🔹初期費用:100,000円
🔹月額:35,000円〜(受領枚数に応じて変動)
<導入メリット>
🔹紙・PDF混在の請求書をクラウド一元管理
🔹仕訳や振込データの自動生成で作業時間を削減
🔹ラクスの他サービス(楽楽精算など)との連携で経費精算〜請求管理を統合可能
バクラク請求書受取(株式会社LayerX)
<特徴>
🔹AI-OCR自動読み取りで99%以上の高精度、仕訳も自動学習
🔹会計ソフト連携(弥生・勘定奉行・SAPなど多数)
🔹電子帳簿保存法やインボイス制度への対応機能を標準搭載
🔹バクラクシリーズ(経費精算・申請・債権管理等)との連携で経理業務を包括的にカバー
<料金>
🔹月額40,000円〜(税抜)
🔹年間契約が基本、処理枚数によって価格変動
<導入実績>
🔹15,000社以上(ホテル、IT、製造業など幅広い業種)
🔹大手企業からベンチャーまで導入例多数
freee支出管理 Fullプラン(フリー株式会社)
<特徴>
🔹経費・請求書・小口・法人カードなど会社の支出を一元管理
🔹AI-OCRで請求書や領収書を自動読取して仕訳まで連携
🔹Slack/LINE承認にも対応し、申請フローをスピーディ化
🔹freee会計はもちろん、弥生、マネーフォワード、勘定奉行などとも連携可
🔹インボイス制度・電子帳簿保存法にも標準対応
<料金>
🔹月額19,800円+650円/人〜(支出管理全部入りプラン)
🔹小規模プランや経費精算のみプランもあり
<おすすめポイント>
🔹スマホで撮影→アップロード→AI自動仕訳までスムーズ
🔹マルチデバイスかつチャット連携で在宅ワークにも強い
奉行Edge 受領請求書DXクラウド(株式会社オービックビジネスコンサルタント)
<特徴>
🔹勘定奉行で有名なOBC提供のクラウドサービス
🔹紙・電子・Peppol形式など多様な請求書を自動読取・自動仕訳
🔹ワークフロー承認やFBデータ生成など支払業務のクラウド化も可能
🔹インボイス・電子帳簿保存法への対応を標準装備
<料金>
🔹年額156,000円〜(50枚/月相当まで)
🔹超過分は追加オプション
<ポイント>
🔹勘定奉行クラウドとの連携で財務会計〜請求書管理をシームレスに
🔹既に奉行シリーズを使っている企業には特に導入しやすい
RICOH 受領請求書サービス
<特徴>
🔹リコーが提供するAI-OCR×BPO代行プランもあるハイブリッド型
🔹請求書通数に応じてライト~ベーシック~BPOなど複数プランを用意
🔹電子帳簿保存法やインボイスオプション対応
🔹スキャン代行+AI入力+人力チェックの組み合わせも可能
<料金目安>
🔹ライトプラン(30通/月):月額3,000円〜
🔹ベーシックプラン(50通〜):月額9,000円〜
🔹BPOプラン:入力代行コミ、月額18,000円〜
<メリット>
🔹リコーの全国サポート網で導入支援が充実
🔹請求書のデータ化だけを委託したいというニーズにも対応
Gi通信(株式会社インボイス)
<特徴>
🔹NTT・KDDI・ソフトバンクなど複数通信会社の請求書を1枚の電子請求書に集約するサービス
🔹通信費支払の手間・ミス・漏れを低減し、インボイス対応の電子請求書を発行
🔹仕訳や部門按分もしやすくなり、電子帳簿保存法対応も一括でOK
🔹通信費の削減サポートが受けられる
<こんな企業におすすめ>
🔹毎月の通信費請求書が複数社・複数拠点から届いている
🔹支払がバラバラで管理コストが大きい
OneVoice公共(株式会社インボイス)
<特徴>
🔹電気・ガス・水道など公共料金の請求書をまとめて1枚に集約し、支払・仕訳・保管を代行
🔹インボイス制度・電子帳簿保存法に対応済み
🔹拠点数や店舗数が多い企業・自治体で公共料金の経理処理を効率化
🔹月の支払い回数が1回に集約され、請求書チェックや仕訳が大幅に減少
<メリット>
🔹属人的だった水道光熱費処理を標準化
🔹各拠点での請求書受領・支払申請が不要になり、大幅な工数削減
請求書受領サービス 比較一覧
以下に、今回ご紹介した主な「請求書受領サービス」を一覧で比較できる表を作成しました。料金プランや特徴、どんな企業におすすめかをまとめていますので、サービス検討の際にご活用ください。
No. | サービス名 | 主な特徴 | 料金プラン | こんな企業・用途 |
1 | TOKIUMインボイス (株式会社TOKIUM) | – 紙・PDF・FAX・Webなどすべての形式を代行受領 – AI×オペレーターで自動データ化 – 会計ソフト36種類以上と連携 – インボイス・電帳法対応(JIIMA認証) – 社内承認フローのクラウド化 | – 初期費用あり、月額1万円〜 – 請求書枚数に応じた従量制 – 原本保管料込み | – 多種多様な請求書の管理に手間取っている – 中堅〜大企業で経理DXを推進したい – インボイス・電帳法対応を確実に進めたい |
2 | マネーフォワード クラウド債務支払 | – 事前稟議〜承認〜振込処理をクラウド化 – AI-OCRで紙・PDFの請求書を自動データ化 – 仕訳自動生成、FBデータ・銀行API連携で振込業務効率化 – インボイス・電帳法対応をシステム内で完結 – 最大10段階の承認フロー構築で内部統制強化 | – 50名以下:月額3,980円〜(年額プランだと2,980円〜/月換算)- 51名以上:個別見積 | – 社内承認プロセスが多段階で、効率化したい – マネーフォワードクラウドシリーズとの連携で業務を一括管理したい |
3 | Bill One (Sansan株式会社) | – Sansan社のクラウド型インボイス管理 – 形式問わず請求書をオンライン一元管理 – 高精度OCR×人力チェックで99.9%の精度 – インボイス・電帳法対応(JIIMA認証) – 会計ソフト・API連携も豊富 | – 請求書受領枚数ベースの個別見積 – 保存件数・ユーザー数制限なし | – 中小~大企業まで幅広い導入実績 – 受領から仕訳・振込データ化までまとめて効率化したい |
4 | Concur Invoice (株式会社コンカー) | – SAP Concurのクラウド請求書管理 – 紙・PDF・電子取引対応、AI-OCRで自動データ化 – スマホ承認や複雑ワークフロー構築 – 購買〜納品〜請求書突合まで一貫管理 – 世界水準のセキュリティ(ISO27001, PCIDSSなど) | – 初期費用:無料(プランによる) – 月額/年額:請求書受領件数に応じた従量課金(個別見積) | – グローバル規模のセキュリティを重視する企業 – 経費精算(Concur Expense)も含め一体管理を行いたい |
5 | invox受取請求書 (株式会社invox) | – AI-OCR+オペレータで99.9%の高精度 – 月額980円〜の低コストプラン(1件〜OK) – インボイス・電帳法対応、タイムスタンプ付与 – 30種類以上の会計ソフト連携 – スキャン代行も選択可 | – ミニマム:月額1,078円(1枚55〜110円)- ベーシック:月額10,780円(仕訳生成・ワークフロー)- プロフェッショナル:月額32,780円(API連携等) | – 初期費用0円&短期契約OKで導入ハードルを下げたい – 中小企業〜大手まで幅広い利用実績 |
6 | 請求書受取スキャンサービス (キヤノンMJ) | – BPO(アウトソーシング)型 – 紙の請求書を専用センターで受領〜開封〜スキャン〜データ化 – データは翌営業日までにクラウドアップ – 標準6項目をExcel/CSVで納品 | – 初期費用:50,000円 – 月額:50,000円〜(100通/月まで) – 超過通数・追加項目は別料金 | – とにかく紙の開封・スキャンを外注したい – 出社不要で請求書処理を進めたい |
7 | ペイトナー請求書 (ペイトナー株式会社) | – 回収〜データ化〜振込処理を自動化 – 月額0円導入(振込手数料400円/件) – AI+人力チェックで99.9%精度 – 口座連携でワンクリック振込 – インボイス・電帳法対応(登録番号自動チェック、タイムスタンプ) | – 月額0円 – 振込手数料:400円/件 | – フリーランス〜中小企業が安価に導入したい – 振込漏れや支払管理を自動化したい |
8 | 楽楽請求 (株式会社ラクス) | – AI×OCRで紙・PDF請求書を自動読取 – 支払ワークフローや仕訳管理を一括で実施 – インボイス・電帳法対応 – FBデータ生成で振込作業自動化 – 「楽楽精算」など他サービスとの連携可 | – 初期費用:100,000円 – 月額:35,000円〜(受領枚数により変動) | – 紙・PDF混在の請求書をクラウド管理したい – 経費精算〜請求管理を一元化して作業を削減したい |
9 | バクラク請求書受取 (株式会社LayerX) | – AI-OCRで99%以上の高精度読取 – 会計ソフトとの連携多数(弥生・勘定奉行・SAPなど) – インボイス・電帳法対応(標準搭載) – 年間15,000社導入実績 – バクラクシリーズ連携で経理業務全体をDX | – 月額40,000円〜(税抜) – 処理枚数で価格変動 – 年間契約が基本 | – AI-OCRや自動仕訳で経理効率化を進めたい – 他のバクラクシリーズ(経費精算等)と合わせて導入したい |
10 | freee支出管理 Fullプラン (フリー株式会社) | – 経費・請求書・小口・法人カードなどを一元管理 – AI-OCRで書類を自動読取&仕訳連携 – Slack/LINE承認フローに対応 – freee会計はもちろん他社会計ソフトとも連携可 – インボイス・電帳法を標準サポート | – 月額19,800円+650円/人〜 – 小規模プランや経費精算のみプランもあり | – スマホ〜チャット連携でスピーディに承認したい – freee会計や他クラウド会計を利用している企業 |
11 | 奉行Edge 受領請求書DXクラウド (OBC) | – 勘定奉行で有名なOBCのクラウドサービス – 紙・電子・Peppolなど多様な請求書を自動読取・自動仕訳 – ワークフロー承認やFBデータ生成が可能 – インボイス・電帳法標準対応 | – 年額156,000円〜(月50枚相当) – 超過分は追加オプション | – 既に奉行シリーズを使っている企業 – 勘定奉行クラウドとシームレスに連携したい |
12 | RICOH 受領請求書サービス | – リコー提供のAI-OCR×BPO代行プランもあるハイブリッド型 – 請求書通数に応じてライト〜ベーシック〜BPOを用意 – 電子帳簿保存法・インボイスオプションあり – スキャン代行+AI入力+人力チェックも可能 | – ライト:30通/月で月額3,000円〜 – ベーシック:50通〜で月額9,000円〜 – BPOプラン:月額18,000円〜 | – リコーの全国サポート網を活用したい – 一部業務のみ外注したいが、状況に応じて自社運用も組み合わせたい |
13 | Gi通信 (株式会社インボイス) | – NTT/KDDI/SoftBankなど複数通信会社の請求書を1枚の電子請求書に集約 – 通信費支払の手間・ミスを削減 – 電子帳簿保存法・インボイス対応 – 通信費の削減サポート | – 個別見積(主に通信費の集約・電子化サービス) | – 通信費を複数拠点・複数社に支払いしている – 毎月の通信費管理を一元化してコスト削減したい |
14 | OneVoice公共 (株式会社インボイス) | – 電気・ガス・水道など公共料金の請求書を1枚に集約 – 支払・仕訳・保管の代行も可能 – インボイス・電帳法対応 – 拠点・店舗数が多い企業や自治体で効果大 | – 個別見積(公共料金の請求書集約サービス) | – 多拠点・多店舗で公共料金の請求書が多い – 属人的だった水道光熱費処理を標準化したい |
請求書受領サービスの選び方のポイント
請求書受領サービスを選ぶ際は、次のポイントをチェックしましょう。
📌 自社で処理したいのか、代行してほしいのか
・BPO(代行)型なら紙の開封・スキャンからアウトソーシング可能
・クラウド型ならコストを抑えつつ、AI-OCRを活用して自社で運用
📌 インボイス・電子帳簿保存法対応が十分か
・タイムスタンプ付与、登録番号の自動取得・チェック機能などが充実しているか
・JIIMA認証を取得しているか
📌 会計ソフト・銀行との連携
・自社の会計ソフト(弥生、マネーフォワード、freee、勘定奉行など)にスムーズにデータ連携できるか
・FBデータや銀行APIで振込業務を自動化できるか
📌 利用料金・導入コスト
・従量課金(1枚ごと)か、月額固定か
・初期費用や最低契約期間の有無
📌 サポート体制・実績
・導入時の初期設定や運用サポートがどこまであるか
・導入実績・セキュリティ認証の有無
まとめ
請求書受領サービスは、紙・PDF・FAX・電子請求書など形式が乱立する請求書を一元管理し、経理業務の生産性を大きく高められる注目のソリューションです。また、2023年以降のインボイス制度対応、2024年1月以降の電子帳簿保存法対応を円滑に進めるうえでも、クラウド型の請求書管理ツールはほぼ必須といえます。
✅ 請求書の自動データ化で手入力・転記ミスを削減
✅ オンライン承認フローでテレワークでも処理可能
✅ 仕訳・振込データを自動生成して会計連携をラクに
✅ 法改正(インボイス・電帳法)への準備をシステムで完結
自社の請求書取扱件数や予算、運用体制に合わせて最適なサービスを見極め、早めの導入・DX推進をおすすめします。各社とも無料デモや資料請求を用意していることが多いので、まずは複数サービスを比較検討し、具体的な料金シミュレーションや機能デモをチェックしてみましょう。
貴社の請求書処理が劇的に効率化し、経理担当者の負担も大幅に削減できるはずです。
ぜひこの機会に、請求書受領サービスの導入を前向きに検討してみてください。