NコレKYOTO

日本最大級のNFT展示イベント【Nコレ】のNFT COLOR社 インタビュー

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NFT市場が注目を集める中、この分野で先導的役割を果たす日本最大級のNFT展示イベント【Nコレ】を運営するNFT COLOR社創業メンバーである八木さんに、彼らの取り組みについて話を聞きました。特に、イベント事業「Nコレ」に焦点を当てると同時に、クリエーター支援や地方自治体と連携して進める地方創生プロジェクトでのNFTの活用についても詳しく伺いました。

NFT COLORの紹介
NFT COLORは、NFT事業に特化した企業として、《クリエイター・企業支援》、《イベント事業》、《地域創生》の三つの主軸で活動しています。当社はNFTを、将来的に皆様の生活に欠かせないものと位置づけ、多角的な事業展開を進めています。

ーーまずはNFT COLORの立ち上げのきっかけと背景について教えてください。

八木氏(以下敬称略):NFT COLORは3名で運営しており、私と大学時代の知り合いが立ち上げに参加しました。暗号資産に触れたことが始まりで、立ち上げ当初に子供の夏休みの宿題が何千万円で売れるという記事を目にし、NFTの存在を知りました。そこからブロックチェーン技術について調査を進め、この革新的な技術が今後企業や行政にも応用される可能性を見て、技術を活用したビジネスを始めたいと考えました。

また、NFTやWeb3関連のイベントが関東、特に東京に集中しているという現状があり、関西地域で交流の場を提供し、集まることができる環境を整えることを目指してNFT COLORを立ち上げました。

ーー情報収集を進める中で、特定の方向性に絞り込む決断はどのようにされたのですか?

八木:最初はNFTクリエイターやイラストレーターとして活動する予定でしたが、私たち3人にはデザインの専門知識が欠けていました。そのため、クリエイターやアーティストの方々の作品を紹介し、展示する場を提供する方向にシフトしました。この決断が、現在の「Nコレ」イベントの原点となり、クリエイターの支援と作品の普及を目指すプラットフォームを形成することにつながりました。

ーーNコレをどのように始めたのですか?

八木:Nコレの初回は奈良県で「NFT COLLECTION IN NARA」として開催しました。大阪での開催前に適切な会場を選定する知見を得るため、まずは奈良でイベントを行うことにしました。メンバーの一人である米田さんが奈良県出身だったこともあり、地元の繋がりを生かして協力を得ることができました。結果的に奈良公園のすぐ横にあるギャラリーを借りることができ、そこで第1回のNコレ奈良を開催することができました。

ーー最初の開催ではどれくらいの人数が集まりましたか?

八木:初回のNコレは金曜から日曜までの3日間にわたって開催しました。金曜日は大雨となり、主に奈良にお住まいの高齢の方々が数人参加されましたが、週末にはNFTクリエイターを中心に約200名の来場者がありました。特に記憶に残っているのは、奈良県出身のデザイナー、尾花さん(RHCというNFTプロジェクトを運営)のご協力を得られたこと、そしてアーティストとして活躍されているDOZAN11さんにもご来場いただいたことです。お二人とは今でも交流があります。

ーー奈良での成功を経て、他の地域でもイベントを開催するようになったのですね?

八木:はい、奈良での初回イベントは大成功で、クリエイター同士の交流の場として高く評価されました。参加者からは再開催の要望が多く寄せられたため、その後2、3ヶ月の間に大阪で「Nコレ大阪」を開催することになりました。このときは、幻冬舎の編集者である箕輪さんやグラビアアイドルの上原 亜衣さんも参加いただき、トークショーを実施しました。上原さんはアートにも興味を持っており、実際に作品を購入されたこともあります。大阪Nコレでは、これら著名なゲストを誘致できました。

ーーその後、大阪だけでなく他の主要都市にもイベントを広げていかれたのですか?

八木:大阪と京都を中心に何度か開催した後、全国各地から「こちらでも開催してほしい」という要望が多数寄せられました。これを受けて、Web3、ブロックチェーン、NFTに興味のある方々が集まるきっかけを全国で提供しようということで、去年の10月から12月にかけて、北海道、仙台、名古屋、広島、福岡、沖縄の6都市で「Nコレ」を開催しました。このイベントを通じて、私たちも初めて出会うクリエイターやWeb3関係者とのつながりを深めることができました。

ーー様々な場所で開催することで、参加者は増加しているということですね。

八木:その通りです。特にWeb3やブロックチェーンに関心を持つ方々の参加は右肩上がりに増えています。例えば、最近の4月には京セラドームで「Nコレ大阪」を開催し、2日間で3,000名以上の方が来場されました。毎回のイベントごとに、企業の関係者や一般の方、クリエイターなど、多岐にわたる参加者が増えており、このイベントが持つニーズと関心が高まっていることが明らかです。

ーー参加者の反応やイベントの効果にはどのようなものがありますか?

八木:NFT関連のキャラクターのIPビジネスでグッズ化を行っているクリエイターやプロジェクトの方々からの売上を集計すると、1日で500万円以上のグッズ売上げがありました。これは彼らにとっても予想以上の成果であり、非常に好評です。また、SNSでのみ交流があった方々が実際のイベントで会って、NFT作品を購入するといった良い反応も見られました。

さらに、イベント自体についても来場者が増えることで、改善点や有益なフィードバックをいただくことができるようになりました。これらの意見を次回のイベントに反映させることで、継続的にNコレを開催していく意欲につながっています。

ーーNコレのコンセプトについて教えてください。

八木:私たちは「交流」を非常に重視しています。このコンセプトに基づき、クリエイターやNFTコレクター、さらには前回からタイトルスポンサーとして参加しているDART’s 株式会社のような企業も含め、さまざまな関係者が互いに繋がり合う場を提供しています。

Web3やAIを扱う企業とクリエイターがマッチングし、有意義な交流が生まれるような架け橋となることを目指して、Nコレを進めております。

ーー今年秋に京都でイベントが開催されると聞きましたが、その詳細を教えていただけますか?

八木:11月2日に京都のみやこめっせで、前回のイベントからさらにアップデートを加えた形で開催を予定しています。京都はインバウンド観光客が多く訪れる魅力的な都市です。そのため、このイベントでは、Web3やAIに関心がある方だけでなく、シンプルにデザインを楽しむことを好む方やビットコインについて知りたいと思っている方にも積極的に参加していただけるような内容を企画しています。また、京都の地元企業との連携も強化し、幅広い層の参加を促すイベントにしたいと考えています。

ーーこのイベントはどれくらいの規模で予定されていますか?

八木:前回の京セラドームでのイベントよりも1.5倍から2倍程度の面積を予定しており、来場者数の目標は5,000人から10,000人としています。現在、この目標を達成するための準備を進めている段階です。

ーー楽しみにしています。ぜひ伺いたいと思います。

八木:是非お越しください。Nコレは最近、企業の参加が増えており、ビジネスマッチングの創出やクリエイターへの直接的な案件提案といった活動も活発に行われています。これらは私たちにとっても大きなやりがいとなっており、参加される皆様にとっても有益な機会を提供できていると感じています。

ーー来場者数が増加している背景にはどのような要因がありますか?

八木:来場者が増えている主な理由は、メディアによる報道が大きく影響しています。特にAIやChatGPTなどのテクノロジーが注目され、これらの話題が一般にも広く届くようになっています。その結果、これらの技術に少しでも興味がある方々や、何か新しいイベントに触れたいと思っている方々が、私たちのイベントに足を運んでくださるようになりました。

ーー徐々に一般的に認知されてきているということですね。

八木:その通りです。Nコレを始めた当初から見ると、確かに参加者の層が広がっている印象を受けています。徐々にですが、私たちのイベントがより多くの方々に受け入れられ、一般的に認知されるようになってきていると感じています。

ーー次に、クリエイター支援や地域創生に関して、現在力を入れているプロジェクトについて教えてください。

八木:現在いくつかのプロジェクトに注力しています。過去には「URIBO」というプロジェクトをプロデュースし、その創設者でYouTubeで活躍しているおるたなChannelのないとーさんと協力しました。このプロジェクトでは、奈良県の6つの都市と連携し、ふるさと納税を通じてNFTを活用しました。この取り組みは非常に好評を得て、新しい分野に触れる価値があったとの声を多くいただきました。

また、宮崎県都城市で現在進行形のプロジェクトもあります。こちらでは、地方創生をテーマにデジタル分野で様々な取り組みを進めており、最近では5月に行われたイベントがSNSで話題となり、都城市の池田市長からも肯定的な反応をいただきました。今後は行政とも連携を深め、デジタル分野での発信を強化していく予定です。

ーー具体的な今後の動きについても教えていただけますか?

八木:現在のプロジェクトは発足してまだ1ヶ月未満で、具体的なロードマップを策定する段階にあります。特に都城市での取り組みについては、市民の方が日常的にNFTを手にする機会を提供するため、デジタルクーポンの発行などを行政と協力して実施する計画を立てています。これらはリアルなイベントと連動させて、地域内での新しいデジタル体験を創出することを目指しています。

ーー最後の質問ですが、NFT COLORの今後の展望と計画について教えてください。

八木:私たちNFT COLORの将来展望は、クリエイターや企業とのマッチングを支援し続けることです。また、Web3、メタバース、AIなどの最先端技術を活用し、これらが数年後には一般的になることを見越して、企業がこれらの分野に容易に参入できるようなコンサルティングサービスを提供したいと考えています。

さらに、地方創生にも注力し、過疎化している地域に新しいコンテンツをもたらし、経済的な活性化を図る計画もあります。これまでに「Nコレ」というイベントを多数実施してきた経験を活かし、日本のクリエイターの作品やアートを国内外に展開していく方針です。

今後の展開としては、11月に京都で行う予定のイベントにおいて、これまでとは異なる新しいコンテンツを用意しています。多くの方に楽しんでいただけるようなイベントを企画しており、ぜひ多くの方にご来場いただきたいと思っています。

ーーインタビューをこれで終わりにさせていただきます。お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

NコレKYOTOに興味がある方、出展されたい方は以下よりイベント概要がダウンロードできます。

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