本記事はDXZineからの転載記事になります。
国内でも災害・事故発生時の初動対応にドローンが活用されるようになりました。また、建設現場の調査や安全巡回のためにドローンが活用されています。ドローンは進化してきており、映像・画像を収集するだけに終わらず、さまざまな利用用途が出てきました。
ドローンで収集できるデータは、主に4種類の分類できます。
(1)ビジュアルデータ
ビジュアルデータとは、ドローンが収集する画像・動画のことをいいます。関心のある領域や建物を飛行することで、空上から撮影してデータを収集していきます。空撮や点検などに利用されるデータです。ドローンの登場により、遠隔地からでも橋梁や建築物を点検でき、トンネル調査の実施にも役立てられています。
(2)熱データ
ドローンに赤外線カメラを取り付けると、熱データを収集することができます。物体の表面から放出される赤外線に基づき温度を測定できます。現在の温度の分解能は0.1度です。建物の屋根に取り付けられた太陽光パネルの検査や、精密農業に役立てられています。
(3)LIDARデータ
LIDAR(light detection and ranging)データとは、レーザー光線を使用して地表を高密度でサンプリングする技術に使用されるものです。これまで航空機レーザーマッピングが使用されていましたが、ドローンでで同等の技術が行えるとして注目を浴びています。
3Dマップを作成する際に利用するデータです。LIDARは、樹木や地面に浸透するため、地下に隠された構造物を発掘することができるため、考古学者の研究に役立てられています。
(4)スペクトルデータ
スペクトルデータとは、電磁スペクトルの反射エネルギーを測定することで得られるものです。農業の植物の状態を監視するために使用したり、不法侵入者を検知するために使用されたりするデータです。
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