32年ぶりの円安、ウクライナ情勢、インフレなどコロナ渦以降の日本の社会は、出口の見えない将来への不安を抱えています。一方で、コストのかけ方を変える事で、収益を上げられた企業もあります。しっかりとした現状分析、戦略の構築がより一層問われる時代とも言えます。
中小企業が抱える課題は、多岐にわたります。課題解決には、専門家の力を借りることは、重要になります。
各分野に精通した専門家が、経営者のビジョン、企業の風土を理解し、共に戦略を構築し、実践まで支援していくタイプのマネジングコンサルティング会社も多数存在します。
また、事業継承、IPO、M&Aなど特定の分野で強みを持つコンサルタント会社もあります。
自分の会社に合ったマネジングコンサルティング会社を選ぶことが大切です。本稿では、中小企業が利用しているマネジメントコンサルティング会社をご紹介いたします。
船井総研
(ホームページ:https://www.funaisoken.co.jp/)
全国に5000社以上のクライアントを持つ、国内最大規模のコンサルティング会社。
DXコンサルティングというように、業界・業種別及びテーマ別に、専門チームがあり、仕組みの構築から運用支援までチームでコンサルティングを提供、経営課題の解決しています。経営規模に合わせて、経営課題をステージに分け、実効性のある戦略でサポートしています。クライアントの約7割が、顧問契約型のサービスを利用しています。
山田コンサルティンググループ
(ホームページ:https://www.yamada-cg.co.jp/about/)
コンサルティングの実績は、年間2500件以上という総合コンサルティング会社。
公認会計士・税理士山田淳一郎事務所の一部門からスタートし、税務に強いと云われています。事業継承、M&Aなどで安定した実績を持ちます。
また、海外に豊富なネットワークを持ち、海外事業のコンサルティングが強みです。
フロンティア・マネジメント
(ホームページ:https://www.frontier-mgmt.com/)
2007年に産業再生機構の中心メンバーが立ち上げたコンサルティング会社です。多種多様な分野のプロフェッショナルが、チームを組み、ワンストップで支援をしています。社内に、各分野に精通した専門家を擁していることで、柔軟に、且つ迅速に高品質なサービス提供をしているのが特長です。全国に渡る緊密な金融機関ネットワークがあるのを強みとしています。
Pro-d-use
(ホームページ:https://pro-d-use.jp/)
テンプレを押しつけるのではなく、プロセス、結果ともに、一つ一つの会社の事情に寄り添ってくれると定評があります。経営者のビジョンを大切にし、その目的達成のために、情報収集し、実効性のある戦略を考える伴走型のコンサルティングを提供しています。
新規事業を進めたいスタートアップや中小企業に適しています。毎月先着3社に、3回までの無料相談を設けるサービスがあります。
ジェムコ日本経営
(ホームページ:http://www.jemco.co.jp/)
1968年創業の独立総合経営コンサルティング会社。
製造業において、4500社以上のクライアントを持ち、製造現場を知り尽くていることが強みです。戦略の提案だけでなく実行支援を行っています。ロジスティックス・物流の仕組み作りなど、製造業のDX化などの支援に力を入れています。
リブ・コンサルティング
(ホームページ:https://www.libcon.co.jp/company/)
特定分野ではなく、経営の根本的な課題に触れることで、企業のレベルを総合的に高めるという姿勢でコンサルティングを実施しています。「施策の仮説検証」を現場に入って、クライアントと一緒に柔軟に対応するなど、クライアントの評価が高いのも特長です。
タナベ経営
(ホームページ:https://www.tanabekeiei.co.jp/)
各分野の専門コンサルタントが多数在籍し、複雑な課題に対応しているのが特長です。チームコンサルティングで、経営改善を提案しています。中堅企業の利用が多く、「SDGsを経営に実装する」など新しい課題でも専門性を発揮しています。
ビジネスブレイン太田昭和
(ホームページ:https://www.bbs.co.jp/)
会計監査法人系のコンサルティング会社です。
経営とITの専門的なノウハウを持つコンサルタントが対応し、経営、経理、ITの側面で、ソリューションを提案しています。システムコンサルティングに強みがあります。
みらいコンサルティング
(ホームページ:https://www.miraic.jp/online/)
会計監査法人系のコンサルティング会社です。
企業経営の課題解決に各分野の専門家が対応しています。
「SDGsと経営」の分野にも力を入れています。
AGSコンサルティング
(ホームページ:https://www.agsc.co.jp/)
財務系のコンサルティング会社です。
IPOコンサルティング、経営管理支援、企業再生、人事組織コンサルティング、システムコンサルティングのサービスを提供しています。
IPOコンサルティングに強みを持ち、常時100件以上のプロジェクトが動いており、IPO準備中からIPO後の多角的な支援を提供しています。
アドバンスト・ビジネス・ダイレクションズ
(ホームページ:http://www.abd-jp.com/)
財務・戦略・会計・M&A分野を専門とする少人数のコンサルティング会社です。
経営戦略の策定、実行、定着化のための経営管理までサポートしています。
事業領域は、フィナンシャルドアドバイザリーコンサルティング、事業再生コンサルティング、戦略コンサルティングになります。
ロングブラックパートナーズ
(ホームページ:http://www.longblack.co.jp/)
公認会計士・税理士・中小企業診断士・金融機関・ファンド・事業会社等のプロフェッショナルが、横断的なチームを編成して解決策をワンストップで提供しています。
中堅・中小企業の事業再生アドバイサリー、成長支援コンサルティング、事業継承コンサルティング、M&Aアドバイサリー、ファンド事業、DX・ICTコンサルティングなどのサービスがあります。
NBCコンサルタンツ
(ホームページ:https://www.nbc-consul.co.jp/)
決算書分析と社員アンケートなどで組織力診断後、企業単位で「実践人財塾®」を実施し、意識改革から入るというスタイルのコンサルティングを提供しています。月1〜2回定期的にコンサルタントが訪問する月次支援タイプになります。
日本総合研究所(JRI)
(ホームページ:http://www.jri.co.jp/)
三井住友フィナンシャルグループに名を連ねるコンサルティング会社。
中堅・中小企業/オーナー経営支援サービスには、事業承継、後継者育成、人材育成・教育、業務改革、情報化推進、ファミリーマネージメント、経営総合診断・アドバイサリーがあります。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)
(ホームページ:http://www.murc.jp/)
2006年に株式会社UFJ総合研究所、ダイヤモンドビジネスコンサルティング株式会社、株式会社東京リサーチインターナショナルの三社が合併して設立。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のシンクタンクであることから、複雑化する経営課題に対応する基盤を持っているという強みがあります。中堅企業経営戦略で、サービス提供があります。
まとめ
色々なタイプのマネジメントコンサルティング会社をご紹介いたしました。
専門分野に精通し、経営者のビジョンを理解し、課題解決の支援をしてくれる会社かどうか、予算に見合う結果を期待できるか、伴走してくれるコンサルタントがいるか、などポイントを押さえて、コンサルティング会社を選んでみてはいかがでしょうか。
(参考:https://pro-d-use.jp/blog/wayofcomparison-of-consultant/)
(参考:https://www.movin.co.jp/gyoukai/firmlist/middle.html)